ロフトのある戸建ては住みやすい?慎重に検討しよう!
注文住宅などの自由設計ができる戸建て住宅では、空いたスペースなどにロフトをつけることができます。ロフトに憧れているという人は多いですが、メリット・デメリットがあるため慎重に検討することが重要です。
ロフトとは、天井を高くすることで部屋の一部に二層式にした上部スペースのことを言い、屋根裏にある空間を活用して作られることもあります。天井が低いため収納として活用することも多いですが、子供部屋や書斎などにも利用可能です。
ロフトのある戸建てのメリットは、収納スペースを増やせる点が挙げられます。サイドボードやタンスなどの収納用の家具を増やすよりも、ロフトに収納することで見た目をすっきりさせることが可能です。
リビングに行き来できる場所に作れば動線効率も良くなり、来客時などにすぐに物を片付けたいときに便利です。さらに、スキップフロアや吹き抜けとも相性が良いです。空間を広く使いやすく、階段にすることでスタイリッシュな空間が作ることができます。
また、屋根に近い空間のため大人には狭く感じられるかもしれませんが、子供の遊び場などにはぴったりです。趣味部屋としても活用でき、ちょっとしたスペースが欲しいという人にも向いてます。
デメリットとして、上り下りするのにハシゴを使用する場合には注意が必要です。収納として使う時にハシゴだと物を出し入れしにくいのは大きなデメリットになる上、子供部屋として活用する場合には子どもが寝ぼけて転落することも考えられます。
収納として設置する場合には、結局使わなかったというパターンも多いです。重い物や背の高いものを収納しにくいため、使い勝手が悪いと感じてしまう人もいて、設置場所が遠いと収納自体が億劫になってしまいます。
ロフトは天井近くに設置するため、天井断熱だと熱や空気が篭りやすく夏場などは高温になりやすい場所です。このような状態を避けるためには、熱や湿気に弱いものを置かない、天井断熱ではなく屋根断熱の住宅にするなどの工夫がポイントです。
戸建てでロフトをつける時には、しっかりメリット・デメリットを考えた上で、本当に使用するか、設置場所をどこにするか、設置した場合には上り下りはハシゴで行うか、階段で行うかを十分に検討しましょう。
一般的な部屋とは異なる空間だからこそ、安全性・通気性・断熱性を配慮した上で作ることが重要です。快適に使える配慮を行えば、暮らしやすい充実した空間につながります。