プレミアム・モノコック工法とは?
三井ホームではツーバイフォー工法を採用していて、プレミアムモノコック構法と呼んでいます。ツーバイフォー工法とは、木造枠組壁工法の一つで、角材のサイズが2インチ×4インチであることからこの名前がついているのです。
均一なサイズの角材と合板を接合して、柱や梁の代わりに壁・床・天井・屋根を構成しています。面で構成されることで耐震性・耐風性などに強く、気密性・断熱性も高くなっており、比較的工期も短いことから在来工法に比べてコストを抑えられる点もメリットです。
ツーバイフォー工法は、ある程度壁に厚みを出すことができ、その分断熱材の厚みも増やすことができるので断熱性能をアップすることができます。構造材が大きい分だけ、強度を増すことができるのが魅力です。
ただし、ツーバイフォー工法には湿気がこもる、間取りの自由度が低くなってしまうなどのデメリットもあります。柱や梁がない分だけ耐力壁を削れない部分が出てくるため、間取りなどに制約がかかってしまうのです。
三井ホームのプレミアムモノコック工法は、ツーバイフォー工法ならではのデメリットに対してしっかり対策が立てられているのが特徴です。
特に特徴的なのが、屋根断熱材のダブルシールドパネルになります。ダブルシールドパネルは三井ホームオリジナルの屋根断熱材で、屋根そのものを断熱することで日射熱を遮断することができる優れものです。屋根で外から熱を防ぐことができるため、屋根裏やロフトなども暑くならずに快適に過ごせます。
ブロックアンドシームレスウォールという外壁構造を採用しているのも特徴で、耐火性や遮音性などに強いロックウールを断熱材として採用してます。加えて、一般的なモルタルよりも耐久性の高いスーパーファインクリートという素材を採用することで、つなぎ目がなく耐久性の高い外壁を実現しています。
一般的な吹き付けではどうしてもつなぎ目ができてしまい、そこが目立ってしまったり、傷む原因になります。しっかり接着することで、綺麗な外観を作ることができるのです。
そのほかにも、トラスフロアで屋根裏にダクトを通しやすい構造だったり、マットスラブで荷重点を分散しやすい基礎が作られたりしている工法です。
このような仕組みとツーバイフォー工法、独自技術が組み合わさっている特別な工法が採用されているため、住みやすい住宅を建築することができるのです。4階建てまで対応しているのも、嬉しいポイントと言えます。